外国人エンジニア向けオンライン日本語教育【日本語オンラインスクール合同会社】

執筆者 4月 1, 2020ニュースコメント0件

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日本語オンラインスクール合同会社の外国人エンジニア向けオンライン日本語教育の概要を教えてください。

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私たちは、「外国人社員がもっとイキイキと活躍できるようになる社会を作る」ことをビジョンに、2019年9月に設立し、「定着して実践で使えるコミュニケーションスキルの習得」を目指しています。現在は「外国人エンジニア」の方を対象に、オンラインを活用したマンツーマン/グループ(複数人同時受講)による日本語教育を提供しています。

 

日本語オンラインスクール合同会社が外国人エンジニア向けオンライン日本語教育を始めたきっかけを教えてください。

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私たちがこの事業をはじめたきっかけは、2つあります。

 

1つ目ですが、

代表の村元が以前勤めていたIT(ソフトウェア開発)企業では、日本人エンジニア不足の状況を受け、ベトナムや中国をはじめとしたアジア諸国から外国人社員を採用していました。彼らは日本人社員より安い給料で働いてくれ、しかも彼らの母国ではトップレベルの優秀な人材でした。

 

しかし、コミュニケーションがうまく取れないという理由で、希望する仕事を任せてもらえなかったり、会社側としても、任せたい仕事があるのに不安で任せられないという状態で、会社側が彼らの力を活かし切れていませんでした。それに伴い、社員のモチベーションも次第に低下していき、人材の流出に繋がり、なかなか人材が定着しませんでした。

 

コミュニケーション能力が原因で、キャリアアップが阻まれ、更なる活躍機会がなくしまっていては、会社と社員本人の双方にとって、非常に勿体無いことだと思いました。

 

現場で使えるコミュニケーションスキルの獲得こそ、活躍するための最重要事項だと強く感じ、” 何とかしなければ! “と思ったのが1つ目のきっかけですね。

 

2つ目ですが、

企業で日本語研修を1年程度受けたものの、全然日本語が話せない。。。

という悩みを持って、自腹を切って、当オンラインスクールに入会してくる生徒が多いことに驚かされました。

理由について、本人達からのフィードバック含めリサーチをしたところ、彼らが受けてきた研修の課題点は以下の3点に絞られました。

 

  1. やらされ感がある、2. 学習内容が受講者のレベル・目標にマッチしていない、3. インプット学習が主になり、アウトプット機会が少ない

 

1人の講師が多くの受講生を相手にする従来の研修の仕組みでは、上記の問題はどうしても発生してしまいます。しかし、この仕組みが原因で発生する上記の問題をオンラインを活用した教育スタイルによってコストを増やすことなく、変えられると感じました。

 

研修は実施したものの、定着せず。。では、費用対効果が高いとは言えません。これまでの研修業界の常識を常に疑い、より効果的な成果を出すためにブラッシュアップをし続けています。私たちは、「研修をやって終わり」ではなく、コストとクオリティーを両立した「定着して実践で使えるコミュニケーションスキルの獲得」を目指したいと思ったのが、2つ目のきっかけです。

 

 

日本語オンラインスクール合同会社の外国人エンジニア向けオンライン日本語教育はこれまでどのような企業さんが導入されてますか?

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 当オンラインスクールの受講生にITエンジニアが多いことから、

業界としては、エンジニア社員を抱えられているシステム開発などのIT企業さん、外国人社員を紹介される人材紹介会社さんが主です。

 

外国人社員のためのキャリアアップ、活躍できる環境を用意してあげることに対し、

非常に前向きな会社さんとお仕事させていただくことが多く、私たちと、一緒になってカリキュラムの企画をはじめ、研修プログラムを創り上げていくというスタンスをお持ちのご担当者が多いです。より学習効果が高まるように、研修をすすめながら、企業ご担当者と私たちの間で、互いに状況のフィードバックをしながら、内容を修正・改善しています。

 

 

外国人エンジニアの社員さんと一緒に仕事される中で、人事や現場の方が

共通してお持ちの問題としては、以下が多いですね。対応方針も併せてご紹介します。

 

 

課題その1

JLPTレベルはN3〜2と高いが、会話ができない(特に中国など漢字圏)

そのため、日本人エンジニアとのコミュニケーションがうまく取れず、トラブルに発展するリスクがある。

 

・対応

日常会話レベルをしっかりと定着できたことを確認した上で、

開発フェーズ(要件事項分析〜保守運用までの一連のフロー)をベースに、

コミュニケーションの取り方を学習していきます。

 

 

課題その2

会話はできるが漢字を含む読み書きができない(特に東南アジア圏) そのため、仕様書を見てもなかなか仕様を理解できない。

 

・対応

仕様書の読み・書きに特化し、頻出語彙や文章を取り上げ、

読む練習、書く練習を繰り返していきます。

 

課題その3

社内の日本人社員とはコミュニケーションが取れるものの、取引先とのやり取りを任せられない。顧客へ商材の説明や提案をできるようにしたいもののできていない。

 

・対応

実際に受講生が、担当している商材をもとに、

ビジネス経験のある講師と、商材の説明・提案ができるようなロールプレイを繰り返しながら、日本語で説明する力、ニーズのヒアリングと最適な提案をする力の定着を目指しています。

 

 

 

これからどのような企業さんに日本語オンラインスクール合同会社の外国人エンジニア向けオンライン日本語教育をご利用していただきたいですか?

 

「外国人社員がもっとイキイキと活躍できるような社会を作る」というビジョンに共感いただけるご担当者と一緒に、外国人社員さんにとって、能力を存分に発揮できる、活躍できる環境を一緒に創り上げていきたいなと思っています。

 

 

 

今後の日本語オンラインスクール合同会社の展望と外国人エンジニア向けオンライン日本語教育の展望を教えてください。

 

 

これからの日本は人材不足がますます慢性化し、企業が業績を上げ続けるには、いかに外国人社員のパフォーマンスを高めるか? そして、活躍し、定着し続けてもらうために、いかに彼らの満足度を上げられるか、「もっとこの会社で働き続けたい」と思ってもらえるかが重要になってくると思っています。

 

日本に、勝負をしに来ている人のキャリアアップを全力で支援したい。
そんな思いから2019年9月に会社を立ち上げ、現在はIT企業の外国人エンジニアを対象に彼らの能力を活かし切るお手伝いをしています。

 

あくまで日本語教育という分野は、コミュニケーションスキルを向上させるためには必要なことですが、この分野に限らず、彼らがもっと活躍できるために必要なことには、どんどんチャレンジをしてきたいと考えています。

 

 

 

 

【事業責任者プロフィール】

村元 康太郎

日本語オンラインスクール合同会社 代表

 

【自己紹介】

92年、石川県生まれ。静岡県立大学在学中、米シアトルに1年間留学。

大手ソフトウェア開発企業、教育・研修企業を経験。

 

東京都内、新卒入社の大手ソフトウェア開発企業にて、外国籍エンジニアと仕事をする中で、コミュニケーションが取れる人は、どんどんチャンスが与えられ活躍する一方、

取れない人は、居場所がなくなり去って行く状況を目の当たりにしたことで、

日本語でのコミュニケーションスキルの習得こそ、日本企業で活躍するためには重要だと強く感じる。

 

その後

社員研修を提供する企業にて、受講生サポート業務をする中で、

研修業界全体として、研修内容の「定着、実戦で使える状態」まで

支援しきれていないことに気付き、”やって終わり”の研修からの脱却の必要性を強く感じる。

 

2019年9月に

「外国人社員がもっとイキイキと活躍できるようになる社会を作る」をビジョンに創業し、

外国人社員を対象とした「定着・実践で使える」コミュニケーションスキルの習得を目指す。

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著者 アドミン

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