外国人労働者が1人で物件を探すのは至難の技です。代わりに物件を提案してくれて、外国人でもスムーズに契約してもらえるサービスがあったらうれしいですよね。
株式会社レジデンストーキョーは自社でマンスリーマンションを開発・運営している会社。それだけではなく、外国人労働者を受け入れる企業に対して、契約から入居・退去までサポートしてくれるサービスを提供しています。
今回は、レジデンストーキョーの運営本部リーシングチームの岸路さんとエイダンさんにサービス内容や強みを伺ってきました。
＜プロフィール＞
岸路 泉さん（きしじ・いずみ）
高校を卒業後、3年間のアメリカ留学を経て株式会社レジデンストーキョーに入社。リーシングチームにて、お客様それぞれのニーズに合った物件のご案内や入居後のサポートをする業務に携わる。
エイダン ターピンさん
オーストラリアのメルボルン大学卒業後、日本でのワーキングホリデーを経て株式会社レジデンストーキョーに入社。同じくリーシングチームにて、お客様のサポート業務に携わる。
レジデンストーキョーのマンスリーマンションは都内トップシェア
ーー東京のマンスリーマンションをたくさん運営されているということですが、どのくらいの規模でされているんですか？
東京23区内にて600室ものマンスリーマンションを運営しています。都内では業界トップクラスのシェアを誇っています。
また、外国人を迎える企業に向けても住居手配のお手伝いをしています。外国人の方が日本で住居を探すのは、かなりハードルが高いことなんですよ。
ーーどんな点がハードルの高さとなってしまっているのでしょう？
敷金礼金という日本独自の費用が発生したり、企業で何年働くかが未定なのにも関わらず2年契約をしなければならなかったりという点ですね。
ーー敷金って、日本独自の制度なんですか！？
実はそうなんです。他にも、日本語に自信がない中で物件やインフラの契約を行わなければならないこともハードルの高さに繋がっていると考えています。
ーー確かに越えるべきハードルが多いですね。レジデンストーキョーさんはその点をサポートしてくださっているのでしょうか？
はい。弊社のマンスリーマンションは家具・家電・インフラ設備が備え付けなので、入居後すぐに生活できます。
海外の方が特に気にするインターネット面も、物件備え付けで光インターネットを契約しているので安心していただけています。
ーーー法人からの依頼も多いと聞きましたが、会社からお引越しを依頼されるのですか？
そうですね。
企業様から「◯月から外国人が◯人働くことになるので、会社からのアクセスがいい地域で物件を探してもらいたい」と問い合わせを受けたら、物件探しから契約、退去まで一貫してサポートをしています。会社として契約していただくことも、個人で契約していただくことも可能です。
レジデンストーキョーの展望を教えてください。
ーーどのようなきっかけで外国人労働者への住居サポート事業を展開することになったのでしょうか？
日本をより快適な場所に変えていくことができればと考えたからです。
日本へ出張に来る外国人労働者は、滞在する期間もそれぞれです。2年ごとに更新費用を支払う日本での一般的な契約形態や、家具家電を一式買い揃える形は、外国人労働者にとって合理的ではありません。
そのうえ、敷金礼金といったハードルの高さが存在したり、アパートのオーナーに入居を断られてしまったりと、日本での住まい探しに苦労する外国人は後を絶たないのです。
そこで、外国人が部屋を借りるうえで壁となっている部分をゼロから見つめ直してみようと考え、この事業をはじめました。
レジデンストーキョーのマンスリーマンションの強みは入居から退去まで一貫してサポート
ーーレジデンストーキョーが提供しているサービスの強みとは何だとお考えでしょうか？
弊社のサービスの強みは6つあると考えています。
強み①敷金礼金がなく、入居から退去までサポート
弊社の物件では敷金・礼金はもちろん、保証人も不要です。
また担当制を導入しており、入居までではなく退去まで一括でサポートを行なっています。
強み②24時間外国語対応のコールセンターを設置
弊社にはお客様対応のスタッフが9人おり、全員が日本語と英語を話せます。また、海外での生活を経験しているメンバーばかりなので、より入居者に寄り添ってサポートができると考えています。
一時的な対応にはなりますが、鍵のトラブルや水漏れが起こってしまったときにも、外国語ですぐにサポートができるところが強みです。
エイダンもスタッフとして入居者さんのサポートを行なっているんですよ。
強み③自社のメンテナンススタッフがいる
弊社には、メンテナンススタッフも所属しています。
トラブルが起こってから別の業者を呼んでもなかなかすぐには対応できません。弊社では自社でスタッフを抱えているので、当日中の対応も可能です。
作業者で都内を巡回しているので、問い合わせがあればすぐに駆けつけられます。「家電が壊れた」「エアコンの調子が悪い」など、すぐに直してほしいトラブルにスピード感を持って対処しています。
強み④マンスリーマンションを自社で開発している
弊社は、運営や外国人労働者へのサポートだけではなくマンスリーマンションを開発しており、1棟丸々管理をしている物件も複数あります。
企業様の中には、一気に複数の外国人労働者を雇用することもありますよね。その場合、同じマンションにまとまって住んでもらった方が企業側からすると安心ではないでしょうか。
弊社が開発・運営している物件では1棟に複数人の案内が可能です。複数室を同時にお申し込みいただく際には、包括契約としてまとめた契約書を締結します。
1室ずつ書類を確認する手間が省けるので、ご担当者さまに好評いただいているんですよ。
強み⑤セルフチェックインができる
入居日にスタッフが鍵を持っていくというのが一般的な形式です。弊社で開発をしている物件は玄関が暗証番号式なので、海外から到着して直接物件へ行けます。
手間がかからないところがメリットです。
強み⑥ロケーションにこだわりあり
弊社の物件は、すべて駅から徒歩10分以内のところに位置しています。
外国人労働者が少しでも便利に暮らしてもらえるよう、開発や借り上げの際にはロケーションを意識しています。
ーーこれまでにサービスを導入された企業様はどれくらいいらっしゃるのでしょうか？
2018年度には、307社の企業様に物件をご利用いただきました。特に、新入社員の研修や転勤等で需要の高まる4月には、毎年多くの企業様からお問い合わせをいただいています。
また、2016年には「外国人が選ぶ不動産会社ランキング（賃貸部門）」にて、全国月間1位・年間2位を受賞するなど、満足していただけていることが結果として残っています。
20年末までには1000室を目指す！より多くのお客様に物件を提供したい
レジデンストーキョーの今後の展望を教えてください
弊社は現在物件数を増やしている最中で、2020年末までに1000室を目標としています。物件数を増やすことで、より多くのお客様に提案していくことが目下の目標です。
業種問わず、外国人の従業員を雇ううえで「住居の面の不安」を抱えている企業様のお手伝いができればと考えています。
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