ベトナム人を採用する際の注意点や宗教、文化、日本語能力までを徹底解説!

執筆者 7月 31, 2019ニュースコメント0件

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ベトナム人を採用する上で知っておくべき特徴・言語

1-1.ベトナムの国民性とは

ベトナム人は真面目で、忍耐力のある国民性であり日本人とよく似ています。さらに協調性もあるので、言葉のコミュニケーションをしっかりしてベトナム人がなじみやすいような環境を作れば、スムーズになじむ可能性あ高いのです。これをするのは、社員の協力やベトナム人に対する理解が必要になります。

 

真面目で忍耐力がある国民性から、すぐに仕事を放棄してしまって本国で帰ってしまうというリスクは少ないのです。

 

またベトナムも少子化が進んではいますが、若い労働力が多いことでも知られます。

 

 少子化が進んでいるものの、現在は若くて勤勉な労働力が豊富に存在する。労働力人口は近年一貫して増加 しており、2013年は5,325万人となりました。

参考 海外情勢報告

 

1-2.日本に住むベトナム人

在日外国人の中でもベトナム人は多く、2019年には約29万人のベトナム人が住んでいます。入管法が改定したことから、さらにベトナム人の国内採用は増えて行くことでしょう。

1-3.教育熱心

ベトナムは発展途上国の中でも、教育が充実している国です。ベトナムの教育水準は非常に高く、識字率は 95%以上で、就学率は 98.0%(小学校)、92.6%(中学校)、74.3%(高校)、28.3%(大学)となっています(ベトナム統計総局)。

 

ベトナムは2020年代初頭に工業国入りをかかげており、教育に力を入れているのです。国立大学や国家大学の多くは世界からも注目されています。

 

1998年に教育法が設定されてから、日本と同じように9年間が義務教育となっています。さらに高校、大学へと進学する生徒も年々増えています。

 

PISA(Programme for International Student Assessment)とよばれるOECDが統計をとっている学習到達度調査では、15歳を対象として学力を判別するのですが、ベトナムは世界で8位と教育の質が高いことでも知られます。ベトナムは貧困の差が激しく、義務教育以降に教育を受けている生徒と、受けていない生徒で学力に差が出てしまうことからベトナム人は学力が低いと決めつけられがちですが、決してそんなことはないのです。

 

1-4.技術の高さ

ベトナム人は手先が器用であり、様々な仕事をするのに技術力があります。また真面目であることからも、日本のマニュアルをしっかりと覚えてさらに技術を高める可能性が高いのです。

1-5.ベトナム語

ベトナム人はベトナム語を話し英語を話すひとはごく一部です。ベトナム語を話すことができる日本人は多くないでしょうから、どうしても言葉の壁やできやすくなります。

 

ベトナム人を採用する上で知っておくべき、宗教・文化・歴史

 

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ベトナム人を採用する際、ベトナムの宗教、文化、歴史を把握することでよりベトナム人に対する理解を深めることになります。外国人を採用する際、トラブルとなりやすいのが言語の違い以上に宗教、文化、歴史の違いがあるといっても過言ではないのです。それではベトナムの宗教、文化、歴史の特徴をご紹介します。

 

2-1.ベトナムの宗教

ベトナムは、仏教、カソリック、プロテスタントを信仰している人が多く他にも少数派ではありますがイスラムやヒンドゥ―教、カオダイ教、ホアハオ教があります。またお寺に通うこともよくあり、仏教徒が多いともいえるように、実際はあいまいな宗教感覚の人々が多いのです。

 

例えば仏教徒であっても、クリスマスを祝うなど一つの宗教にこだわっていないのです。

 

2-2.  ベトナムの文化

ベトナムには日本と違った点が多くあります。例えば、何でもシェアをする意識の高い国です。食べ物はもちろんのことながら、集団行動をしていても気持ちよく入れてくれるのです。また売買をする時に、決まった金額を設定するのではなく全て価格交渉を行います。そのため、同じ商品でも金額が異なることがあり、ぼったりくりと感じてしまうかもしれません。

 

またベトナム人は日本人のように時間に神経質ではありません。また予定を入れていても、ドタキャンをしてしまうこともしばしば。それはしっかりと日本人のようにスケジュールを決める風習がないのです。そのため仕事の約束などをする時は、直前に予定を確認するようにしてください。

 

決してだめな点だけではなく、それだけゆったりとしていて寛大さをもつ一面もあるのです。

 

2-3.ベトナムの歴史

ベトナムは長年国力の弱さに悩まされており、ヨーロッパを中心とした外国からの侵略にあい続けていました。ナポレオン3世率いるフランスは、1862年にサイゴンを占領し、1863年にフランスの保護国となります。

 

ベトナム人を雇用するには

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3-1.採用する場所 

日本国内にもベトナム人が多くいるのですが、現地で採用をしたほうが良い場合があります。例えば、現地で採用をしようとしている企業は日本で探すよりもはるかに少なくライバル会社が減ります。また住んでいる人数が大きく違いますので、より有能な人材を見つけるチャンスでもあります。

 

さらに技能実習生は転職ができず、留学生はライバル会社が多いと日本で採用をするのは容易ではないのです。

 

3-2.現地でベトナム人を雇用する方法

現地でベトナム人を雇用して日本に連れてくる場合、日本人労働者と同じ労働法外国人労働者にも適応されます。コストが安いと、平均賃金より低く雇用する会社がありますが違反となります。

 

以下のように、労働法が定められています。

 

「最低賃金法」によって、会社が支払わなければならない賃金の最低額が定め られています。最低賃金は、都道府県ごとに決まっていて、正社員、派遣社員、契約社員、 パートタイム労働者、アルバイトなどの働き方の違いにかかわらずすべての労働者に適用されます。

 

引用 厚生労働省

 

またベトナムは、労働者保護に取り組んでいる国であり簡単に解雇すると大問題となります。しっかりと話し合いをしてから、退職になる方が多いのです。

 

3-3.ベトナム人を雇用する場合の注意点

ベトナム人を雇用する時の注意点をご紹介します。あとから問題にならないように、しっかりと確認するようにしてください。

 

・賃金を安価にしようとしている

日本は賃金の安さから中国人を雇用してきましたが、中国国内での人件費が高騰していることから、賃金をおさえられるベトナム人に注目をしてきました。ベトナムは大学卒の初任給が3~5万円であり、世界的にみても賃金は安いといえます。

 

しかし外国人が日本で就業する場合、労働保護法規があり、最低賃金の確保や社会保険などを受けさせる義務があるのです。これはベトナムでなくてもどこの国からきても同じ条件となります。ベトナムの平均賃金が安いあからといって、最低賃金を守らなかったり、社会保険に加入させなかったりしてはいけないのです。

 

・技能実習生

それでは、なぜ労働保護法規がありながら低賃金が問題となっているのでしょうか。それは技能実習生という制度を正しく受け取っていない企業が多いためです。そのため企業が技能実習生という制度を正しく理解することが必要です。

 

・家族を大切にする

ベトナム人は家族を大切にする国柄です。そのためワークライフバランスを大切にしているため、この点をりかいする必要があります。

 

・はっきりと意見をいう

パワハラのような扱いを受けると、はっきりと意見をいいます。なかなか職場では意見をいうことができない日本人とは、大きく違っている点だといえます。

 

3-4.ベトナム人対象の求人サポートとは

foredgeとよばれるベトナム人材に特化した、求人サポートサービスを利用すことができます。多くの職種に対応しており、日本で仕事をしたいと考えているベトナム人を紹介するところから、日本に入国してからのサポートまでを支援してくれるサービスがあります。

 

ベトナムの支社と提携している日本語学校に通っているベトナム人を紹介することができ、また多くのベトナム人は日本がある程度話せ、また日本の文化も知っているのです。

 

3-5.ベトナム人が多く携わっている業種とは

現在日本で終業をしているベトナム人は、どのような業務についているのでしょうか。

 

農林水産業の割合が46.8%と多くなっているが、近年減少傾向に ある。一方、工業、建設業は21.2%、サービス業は32.0% とどちらも増加し続けている。この傾向は雇用の産業化 及び近代化、さらにはベトナムの経済改革の方向性にも 反映されている。

 

参考 海外情勢報告

 

ベトナムは長年農林水産業が盛んであり労働者も多いのですが、近年工業に力を入れておりサービス業や建設業とともに年々労働者が増えています。

 

さらにベトナムはITエンジニア大国であり、日本やアメリカなどのIT企業がベトナムに拠点を構えることは少なくありません。現地でITエンジニアを採用し教育して日本によぶのです。

 

ベトナム人を雇用するためには

ベトナム人を雇用するためには、ハローワークや外国人の登録も多い求人サービス、また外国人を専門に行っている求人サービスもあります。またベトナムで雇用を行い、日本に入国してからの手続きまでサポートをしてくれる会社もあります。

 

ベトナム人は、若い労働力が豊富にある国で、なおかつ日本人のような真面目さ、勤勉さがある国です。また日本に居住するベトナム人は多いなど、日本に魅力を持っている人も多く国です。日本人の労働力が足りていない今、ベトナム人の採用はこれからも増えて行くでしょう。

 

ベトナム人が働きやすい環境を作るためにも、ベトナムの文化や国の様子、歴史などをよく知っておく必要があります。

 

ベトナム人をこれから採用しようと考えている方はまずこちら

ベトナム人が定着しやすい職場づくりについてはこちらをご覧ください。

【社労士が答える】 ベトナム人社員に定着してもらえる 職場づくりのQ&A

 

【70 番の記事が挿入されます】

【71 番の記事が挿入されます】

【72 番の記事が挿入されます】

【49 番の記事が挿入されます】

【73 番の記事が挿入されます】

 

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著者 アドミン

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