外国人研修センターとは?需要や概要をご紹介!

執筆者 10月 26, 2019ニュースコメント0件

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外国人が日本で技能実習生をとして就業をするためには、日本の文化や風習に慣れたり、生活に必要な日本語を勉強することが大切になります。日本とは文化の違う外国人にとって、仕事以外でも生活でもストレスと感じることがおおくなります。

銀行口座を作ったり、交通機関に乗ったりするだけでも外国人にとっては簡単なことではありません。そこで技能実習で日本に来る場合は、実務に入る前にこれらの講習を受ける必要があります。そこで監理団体は様々な研修センターと提携をすることにより、少しでも良い環境で外国人実習者が日本ですごしやすいような土台作りをするのです。

外国人研修センターの需要

外国人研修センターの需要は日々増えています。それは技能実習生の増加や、技能実習制度の改正により、入国後の講習が義務付けられたためです。就業前に少しでも日本の生活に慣れることにより、ストレスをやわらげ、仕事に集中できる環境からも技能実習生の失踪を防ぐことにも成功しています。

1-1.技能実習生の増加

技能実習生は年々増加しています。発展途上の国の労働者からすると、日本は賃金や持っている技術などの面で魅力的な国であり、日本にとっても企業の活性化や人手不足解消につなげることができるのです。

引用法務省

中でも経済成長の大きなベトナムからの技能実習生が増えています。経済は成長しているのですが、賃金が月収10万円もいかないベトナム人にとって、日本は魅力的なのです。他にもタイ、インドネシア、フィリピン、カンボジア、ミャンマーといったアジアの発展途上国からの技能実習生が増えています。中国からの技能実習生は減っているとはいえ、いまだに多くの中国人が技能実習生として来日しています。

1-2.入国後に講習が義務付けられる

技能実習制度が新しくなったことから、入国後に監理団体による講習が義務付けられるようになりました。講習内容は、日本でのマナーや法律、生活の仕方や言葉など日本で暮らすための要素が十分につまっています。また就業先に必要なスキルを前もって勉強するケースもあります。

監理団体だけではこれらを全てまかなうのは難しいこともあるため、外国人研修センターのニーズが高まるのです。

1-3.技能実習生の失踪を防ぐ

技能実習生の失踪数は技能実習制度の改正しい前は年々増えていました。しかし技能実習制度の改正をしてからは失踪の数が減っています。

法務省が発表した平成26年から平成30年までの5年間に失踪した技能実習生の人数は以下の様になっています。年々増えていることがこの表でもわかります。

①失踪技能実習生の人数 ②前年末の在留時脳実習生の人数 ③:①の②に対する割合
平成26年 4,847人 155,206人 約3.1%
平成27年 5,803人 167,626人 約3.5%
平成28年 5,058人 192,655人 約2.6%
平成29年 7,089人 228,588人 約3.1%
平成30年 9,052人 274,233人 約3.3%

引用 法務省

また前年末の在留技能実習生と、新しく入国した技能実習生の合計人数に対する比較で割合の推移を見てみましょう。

①失踪技能実習生の人数 ②前年末の在留時脳実習生の人数 ③:①の②に対する割合
平成26年 4,847人 237,739人 約2.0%
平成27年 5,803人 264,630人 約2.2%
平成28年 5,058人 298,786人 約1.7%
平成29年 7,089人 356,276人 約2.0%
平成30年 9,052人 424,394人 約2.1%

引用 法務省

上記の方法で検証をしたところ、以下のような結果になりました。

平成29年中に入国した技能実習生(旧制度)127,657人中1,163人 0.9%

平成30年中に入国した技能実習生(新制度)130,699人中658人 0.5%

平成30年2月、3月に入国した新旧両制度の1号技能実習生 10,626人

旧制度 4,758人 うち失踪が158人 失踪率3.3%

新制度 5,868人 うち失踪が85人 失踪率1.4%

参考 法務省

つまり新制度を導入してから、失踪数が減っていることがわかります。この理由はいくつか考えられるのですが、実業前に日本の文化やマナーなどに関する研修を受けていることも関係していることでしょう。この研修期間は就業をすることがないので、日本に慣れることに集中できるのです。

そのため、日本に慣れないことが理由で失踪をすることが減るのです。

1-4.仲間ができる

外国人研修センターには、日本にきたばっかりの外国人が多くいます。同じ境遇、同じ悩みを持つものも多く、仲間ができることにより悩みを打ち明ける相手がおり、わかってくれる相手もいるのです。

技能実習生の中には、日本になじめずに失踪をする人もいます。しかし仲間がいることにより、精神的にも安定し失踪数はより減っていくことでしょう。

外国人研修センターで対応する内容

それでは外国人研修センターではどのような事に対応してくれるのでしょうか。外国人技能実習生が日本で就業をする前に、必要な日本での生活スキルを学ぶことができるのです。

2-1.日本語を学ぶ

まず日本で生活をしていくためには、日本語能力が必要となります。送り出し機関である程度の日本語力が必須になる所も多いのですが、実際に生活をしていくために必要な日本語力もあります。

また職場でよく使う言葉もここで勉強をすることができるのです。言葉が通じないと、受け入れ企業や実習生にとって大きなストレスとなるため、ある程度の日本語力は必要となります。

またそれぞれの国によって、苦手な発音などが違うため、これまでに経験した同じ国の人達がどのような勉強をしたのかなど必要な情報を得ることができるのです。

2-2.日本の文化を学ぶ

日本の文化を勉強することも外国人が日本で成功する秘訣のひとつです。また日本の文化を知ることで、日本への理解も高まります。日本人従業員とも話がしやすくなるのでしょう。

2-3.日本のマナーを学ぶ

ゴミの出し方や温泉の入り方など、日本ならではのマナーがあります。食事のマナーも海外とは違う事が多いでしょう。マナーを知らないと、評価をしてくれない日本人も多くいます。日本で生活していくためには、マナーを学ぶことが大切なのです。

2-4.労務講習

技能実習者も日本での労働基準法が適用になります。また技能実習者に関係する出入国管理及び難民認定法についても講習会が開かれます。まずは技能実習者に対してどのような法令があるのかしっかりと理解することが大切です。

この法令を守っていないようであれば修正をしないといけないですし、受け入れ企業が守っていないようであれば監理団体などにすぐに知らせる必要があります。技能実習者に対して保護をするための法令は特にしっかりとしっておくことで、自分の身を守ることにもつながるのです。

2-5.専門用語

これから就業をする受け入れ先で必要な専門用語や技術に関して先に体験をしておくことができます。いくら日本語力のある人でも、専門用語は知らないことが多いのですが、実際に就業した時に必要な言葉です。また就業前にものつくりや組み立てなどを体験しておくことによって、使い方を覚える他それぞれの機会の目的などを理解しておくことができます。

こうしておくことで実際に実務に入った時受け入れ企業先で研修を受けた時、すぐに頭にはいってくることでしょう。

2-6.企業へのフィードバック

技能実習生が研修センターで勉強をしていることや、活動内容などは企業へもフィードバックをしています。つまり技能実習生が習ったことを受け入れ企業が把握しているので、入れ違いが起きる心配がありません。

例えば前もって勉強をしている企業で使う技術など、まだ習っていないのに企業が習ったと勘違いとしていると大変です。そのようなことが内容に、外国人研修センターと受け入れ企業ではコミュニケーションをとっているのです。

外国人研修センターが、それぞれの国の文化の特徴や人柄を伝えておくことによって、実務となったときによりスムーズにコミュニケーションをとることができるようになるのです。

外国人研修センターで交流

日本で来たばっかりの時は、知り合いもほとんどいない状態で、孤独を感じることもあるでしょう。まして文化も言葉も違う日本でやっていけるのかと不安になることもあります。

しかし外国人研修センターに集まる人達は、日本の文化をしらない人が多いのです。そのため一人ではなく同じ悩みを持つ人が揃っており、仲間を見つけることで孤独感から開放されることができるのです。

中には外国人研修センターの卒業生とふれあい、すでに日本で活躍している外国人と会う機会もあるでしょう。同じ悩みをもち苦労をしてきた人だからこそ相談しやすい環境となるのです。

また日本で母国の言葉を話せると、ほっと一息つけることもあります。そのため外国人研修センターでの交流は、今後技能実習生として就業をしていく上で必要な要素なのです。

外国人研修センターで技術を学ぶ

外国人研修センターは、決して日本語やマナーだけではありません。配属先の技術を学ぶことができる施設もあります。例えばもの作りの企業で就業する場合機械の使い方や目的などを学び、実際に体験をすることができます。

一度体験をしておくと、実務が始まった時に気分的にも大きく違うのです。また実務ではなかなか聞けないようなことも、研修センターであれば聞きやすいこともあります。

技能実習者に対しては、実務に入る前に日本のマナーや文化、日本語などの講習を受ける必要があります。また仕事に必要な技術や用語、労務関連など勉強をすることによって、仕事や技能実習制度に対しての理解を深めることができるのです。

外国人研修センターのまとめ

技能実習者は実務に入る前に、日本のマナーや文化などを学ぶための講習を受ける必要があります。しかし監理団体だけで全てをまかなうのは難しいため、外国人研修センターを利用することになります。様々な講習の他実務に関する研修をしている研修センターも多くあります。

著者 ビザマネメディア編集部

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