外国人採用における韓国人を採用する際の注意点や宗教、採用から定着と活躍までを徹底解説!

執筆者 5月 8, 2020ニュースコメント0件

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韓国から日本への韓国人就労者や韓国人留学者、韓国人旅行者はとても多いです。今回は、日本で韓国人を採用する際の注意点や宗教、日本語能力や活躍・定着に欠かせないマネジメント上の注意点を解説していきます。

韓国の基本情報~人口と日本での人口~

韓国の民族は、朝鮮民族が中心で、宗教としては、無宗教(56.9%) 、キリスト教(27.6%)、仏教(15.5%)を占めています。日本で就労可能な韓国人のビザの内訳としては、永住者以外の在留資格では、技術・人文知識・国際業務(技人国)でのビザ取得者が一番多く二番目に多いのが、資格外活動と呼ばれるアルバイト人材です。

また、厚生労働省「外国人雇用状況」を見てみると、業界別では、14,195人の韓国人労働者が卸売業・小売業で仕事をしており、他業界と比較しても一番多いのがこの業界です。二番目に多いのが、宿泊業・飲食・サービス業で10,123人が働いています。三番目に多い業界が、情報通信業となっており、9,685人が働いています。

韓国の正式名称:大韓民国

人口: 51,845,612人(2018年)

GDP:1兆7,204億ドル(2018年)

出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』大韓民国

日本への韓国人観光客数5,584,597人(2019)

出典:日本政府観光局(JNTO)

日本での韓国人就労者数69,191人(2019)

出典:厚生労働省「外国人雇用状況」

日本での韓国人留学生数17,012人(2018)

出典:独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)「外国人留学生在籍状況調査結果」

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韓国人の仕事の考え方(仕事観)

韓国人労働者のキーワードは、「仕事優先」「給与」「真面目」「転職数」「ハングリー精神」です。

仕事観:キャリア志向(日本人と比較して、高い vs 低い)

韓国人は、キャリア志向がとても高いです。

韓国では、子供の頃から教育に熱心で、計画立てて真面目にコツコツと勉強する事で、受験戦争を乗り越えている人が多いです。それも合間って、しっかりとしたキャリアステップをするかたが多いです。実際に韓国人は、キャリアステップの為に、転職する方がかなりいます。

仕事観:給与の優先順位(日本人と比較して、高い vs 低い)

韓国人は、給与の優先順位がとても高いです。

給与を上げるということに関しては、日本人よりも拘りが強いことが一般的です。キャリア志向が高いということと連動して、昇進昇級を狙って、転職の機会を探すことはとても多いです。

仕事観:仕事とプライベートの優先順位(日本人と比較して、仕事優先 vs プライベート優先)

韓国人は、仕事優先な人が多いです。

日本の飲み文化などとも相性がよく、昔から会食を重ねて、親しくなってから契約を結ぶような事もあります。また、黙々と仕事するというよりも、雑談をしながらコミュニケーションを図ることがあります。さらに、仕事優先がゆえに、基本的にキャリアステップにつながり、より多い給与をもらえて、仕事に没頭できる環境があればすぐに転職する事が多いです。

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異文化理解力の8つの指標~日本人から見た韓国人~

コミュニケーション(日本人と比較して、ローコンテクスト vs ハイコンテクスト)

韓国人は、日本と変わらないほど、ハイコンテクストなコミュニケーションをします。

日本人も韓国人も共に、ハイコンテクストな国に分類されます。宗教観や文化には近しいものがありますが、仕事に対するスタンスや評価給与に対する考え方が異なり、多少の誤解が生まれることがあるので、注意が必要です。

評価(日本人と比較して、直接的なネガティブフィードバック vs 間接的なネガティブフィードバック)

韓国人は、日本人よりも直接的なネガティブフィードバックをより好みます。

日本人も韓国人も世界的には、間接的なフィードバックを好む傾向がありますが、日本人から見たら、多少直接的にフィードバックをする必要があります。実際に、ネガティブなフィードバックをする際は、人前ではなく、1対1で直接面と向かって、伝えることが大切です。また、そのフィードバックを改善すると、どのような高評価につながるのかを伝えてあげることも大切です。

説得(日本人と比較して、原理優先 vs 応用優先)

韓国人は、日本と同様に人を説得する際、応用優先をより好みます。

日本人が韓国人の部下や社員を、説得する際は、日本人と同様に、まずはじめに事実や意見を述べてから説明することが大切です。

リード(日本人と比較して、平等主義 vs 階層主義)

韓国人は、日本と同様に組織として階層主義(ピラミッド型)をより好みます。

ただ、韓国人は、中国人と同様に、立場に関係なく上司や経営者に対しても、腑に落ちないことがあれば、しっかりと意見をする傾向があります。

決断(日本人と比較して、合意志向 vs トップダウン式)

韓国人は、中国人と同様、トップダウン式をより好みます。

日本のベンチャーや中小企業では、オーナー企業によるトップダウン式が多々ありますが、日本ではほとんどの場合、合意志向が強いです。韓国では長らく財閥企業がオーナーシップを握り企業成長させてきた背景があるので、一貫した強力なリーダーが徹底して会社を進めていくのを好む傾向があります。

信頼(日本人と比較して、タスクベース vs 関係ベース)

韓国人は、仕事上での信頼は、関係ベースが強いです。

欧米では、信頼向上は、タスクに起因することが大きいですが、日本も、韓国もより関係性に起因することが大きいです。実際に、韓国人は、会食の席などを大切にしており、仕事をするにしても、まずはその人との信頼関係を築いてから一緒に仕事し、信頼も、関係性がある事が絶対です。

見解の相違(日本人と比較して、対立型 vs 対立回避型)

韓国人は、意見の相違に対して、対立型をより好みます。

欧米の人々と比べると、意見の相違があった際の対立は強くないですが、日本人から見ると、対立型であるのは違いありません

スケジューリング(日本人と比較して、直接的な時間 vs 柔軟な時間)

韓国人は、スケジューリングや時間に対して、柔軟な時間をより好みます。

韓国人は、仕事でもプライベートでもざっくりとした時間感覚を持っています。日本の5分前行動的な考え方は、かなり薄いと言っても過言ではありません。実際に、採用する際には、商談時間や始業時間の何分前にどう行動するのが良いのか伝えましょう。また、日本での時間の考え方も改めて伝える事が大切です。

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韓国人社員が抱えやすい悩み

転職回数が多いと不利に扱われる。

日本人と比べて、韓国人は、給与アップやキャリアアップに敏感です。より良い条件があったりすると、転職をすぐにする傾向がありますが、日本企業では、転職を良いものだと考えない企業が多い為、転職数の多さで、キャリアアップ(転職)が見込めなくなると悩みを抱えます。

<韓国人採用をする日本企業ができる対策>

まずは、人事や経営者が韓国人は、転職に対する概念考え方が、違うということを理解する。日本では、多くの場合、ミッションドリブン、ビジョンドリブンで採用する事が多いですが、韓国人にとっては、企業のミッションやビジョンよりも自分がここに入ったら、どういうキャリアステップが描けるのかを気にしています。韓国人採用をする際は、

日本の仕事のスピードが遅いとイライラする。

韓国人は、せっかちな国民性があると言われますが、これは、プライベートにも仕事にもあてはまります。実際に、韓国人は日本人以上に残業時間が長いと言われていますが、子供の頃から受験競争を勝ち抜き、職場でも一生懸命、すぐに成果を出そうとする事が多いです。しかし、そのような性格を持っているので、日本の意思決定のスピード仕事のスピードにイライラし、悩みを抱える事があります。

<韓国人採用をする日本企業ができる対策>

韓国人採用をする際は、仕事の進め方や、何にどのくらいの時間をかけて良いのか、など、仕事を進めるスピードを教えてあげる事が大切です。本当に時間をかけなければならないことなどは、丁寧になぜこの時間がかかるのかを伝えていきましょう。

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著者 アドミン

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