【外国人採用企業インタビュー】採用活動の対象は全世界!多国籍で優秀な人材を成長の原動力に!【フォースバレー・コンシェルジュ株式会社】

執筆者 11月 6, 2020ニュースコメント0件

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<プロフィール>
フォースバレー・コンシェルジュ株式会社
創業:2007年
本社:東京都・四ツ谷
主力事業:テクノロジーを駆使した日本企業と世界中の人材のマッチングサービスの提供

 

■今回取材を受けてくださった方
橋本和宏(ハシモト カツヒロ)
フォースバレー・コンシェルジュ株式会社 取締役 コーポレート本部長

フォースバレー・コンシェルジュ株式会社は2007年に創業以来、特にITエンジニアやビジネス職の日本語人材を中心に世界中から日本へのグローバル採用支援事業を展開してきました。雇用不足の国から人材不足が深刻な日本へ優秀な人材を迎い入れ、ビジネスとテクノロジーの力で世界中の社会問題の解決に取り組まれています。

グローバル人材採用のプロフェッショナルであるフォースバレー・コンシェルジュ株式会社 取締役の橋本さんに、自社の組織戦略についてお聞きしました。

まず、御社の事業やビジョンについてお聞かせ下さい。

「世界中の若者が国を超えて当たり前のように活躍できる社会を創っていきたい。」

弊社は、創業当初よりこのビジョンと共に歩んできました。ビジョンを達成するための通過点として、現在は世界中のITエンジニアと人材不足である国内の企業のマッチングさせる人材事業をメインに取り組んでおりますが、常に時代の1.5歩先を歩めるビジネスを考え、事業変革と組織変革を行いながらビジョンの実現を目指しています。

コロナ禍になってからは「人が国を超える時代から仕事が国境を超える世界」をコンセプトに掲げ、エンジニアを国内に呼ぶのではなく“オフショア開発の完全個人版”の発想で、仕事が国境をまたぎ、優秀なエンジニアが海外に居住しながらチームに加わる事業もスタートしています。

https://job.connectiu.com/lp/job_transfer.html 

 

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御社の外国人採用の背景についてお聞かせください。

弊社は「世界により良いインパクトを残すグローバル企業になる」ことを創業時から一貫して目標としております。その為には、「グローバルマーケットで勝ち続ける組織」を創る必要があります。この目標達成に向け、共に働く仲間の国籍や性別は当然問いません。そのため、外国人材の採用は創業時から当たり前のことではありました。

しかし、それはグローバル企業を目指すためだけに行っているわけではありません。少子化の進む日本においては、採用の対象となる人口は減少していく一方です。しかし、世界に目を向けて採用活動を行うことで、その対象母集団は大きく増えます。例えば、南アジア~東南アジアに目を向けるだけでも、24億人のマーケットになるわけです。

弊社は、自社の経営計画の達成に向け最善の採用をするために世界中の人材に注目しています。殊に、日本においてITエンジニアは不足しています。ベンチャー企業の成長を阻害する1つの要因として「優秀な人材採用の難しさ」が挙げられますが、弊社は日本国内の人材に全く拘っていないこともあり、ITエンジニアの採用においてはそれが課題になることはありません。結果として、現在では東京本社の従業員の20%強が外国籍です。国籍も10か国とばらばらです。今後、SaaSビジネスへの変革が進みプロダクトマネジャーやエンジニアが増える中では、外国人比率が更に高まることは間違いありません。

もちろんお客様が日本企業の場合、やはり日本語がネイティブな日本人が商談したほうがコミュニケーションはスムーズです。しかしこれは、そのポジションに求められるスキルに「日本語」があったから日本人が担当しているにすぎないのです。

各ポジションに必要なスキルセットにマッチする人材を追求した結果、エンジニアやTalent Acquisitionに外国人、法人営業担当に日本人が多いという組織構成になりました。

日本における海外人材の受入れ課題について、どう思われますか?

やはり強く感じる課題として、『言葉の壁』があるのではないでしょうか。

弊社の社内公用語は英語です。世界の人材の多くは英語を学んでいます。もちろん日本語をある程度話せる方もいますが、彼らが学んできた母国語以外の共通言語が英語であるならば、わざわざ日本語を覚える必要はなく、英語でコミュニケーションをとれば問題ありません。

また、日本特有の習慣である「メンバーシップ型雇用」も課題の一つであると感じます。

世界のスタンダードである「ジョブ型雇用」・「能力給賃金体制」といったハード面での整備、加えて、受け入れる側の「マインドセット」・「組織創り」、そして何より「優秀な人材を世界中ら採用し最高のチームで戦う」というソフト面の変革。これができることで、企業は大きな成長の原動力を得ることになると確信しています。そのためにも、経営戦略・事業戦略と組織戦略を完全に連動させること。

変化が激しく、かつグローバルマーケットでの勝負が当たり前となった今の時代において、人事が果たすべき役割は重要性が益々高まって来ています。弊社では敢えて人事専門職を置かず、私自身が組織人事の責任者を担うことで、事業と組織を常に連動して考え、実行出来る体制を敷いています。

最後に、外国人採用に踏み切れず躊躇されている企業様へメッセージをお願いします。

「会社の5年後10年後の事業を見据えたときに、今の組織戦略で、事業計画目標を達成できますか?」

良いのチーム無くして最高のアウトプットを出せません。2019年、ラグビーワールドカップの日本代表の躍進を見て、あのチームを皆さまはどう思われましたか?日本人だけで、日本的な価値観で挑み、同じ結果を出すことは出来たでしょうか?

日本は、新卒採用に関しては、大学進学率が上がり大学生の人数こそは減ってはいませんが、やはり少子化で以前よりも大きな競争経験が少ない学生が増えているのも事実です(18歳人口はこの20年で約40%、80万人も減少しています)。企業の成長力の源泉が人材だということが明白である一方で、自社の組織変化が進まないばかりに、日本だけを採用市場と見て、過去の延長線上だけで採用するのは非常に勿体ない。

変化し続けることこそが、企業も個人も生き残る唯一の道だと思っています。日本の未来のためにも、世界中からワクワクするような人財を採用し、最高のチームを創りませんか?これからの多くの日本企業にとって、このアプローチが最適解の一つだと私は信じています。

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著者 アドミン

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