外国人が賃貸物件を探すノウハウとは?日本の賃貸ルールとは?

執筆者 7月 18, 2019ニュースコメント0件

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入居前に支払う金額

外国人が賃貸を探す時に戸惑うのが、入居前に支払う金額(敷金・礼金)の高さです。この点をしっかりと理解しておく必要があります。

1-1.敷金

海外では、敷金は全額返金されることが多いのですが、日本では退去時の破損などを一方的に敷金から引くことが出来るのです。海外では、敷金を第三者に預けているケースも多く日本とは違った考え方であることが多いです。日本では場合によっては、清掃費などが敷金を超える場合は、不足分を支払う必要もあり得るのです。

1-2.礼金

礼金と呼ばれる風習は、海外ではほとんどありません。保証金(デポジットとよばれます)として、1か月分余分に支払うことがあっても、それ以上に支払うことがほとんどないのです。日本のように、はじめに4~6か月分の支払いをすることはないので、戸惑うことも多くなるでしょう。

契約時に気を付けたいこと

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外国人労働者が契約時に気を付けたいことをご紹介します。

2-1.原状回復に関して

日本の賃貸は、退出する時に大家さん、もしくは不動産会社が現在の状況を次の入居者が入るために、元に戻すのですが、清掃代などかかった費用は支払う必要があります。これを敷金から支払うのですが、超えたら請求されます。

海外の場合は、第三者が判断することが多いので、大家さんや不動産会社と普段から良い関係を気づいていないと最後に高い金額を請求されることがあります。また最初に部屋に入った時に、すでに汚れている場所や、傷んでいる場所は写真に撮っておくなりしないと多額の請求をされることがあるのです。

2-2.自動更新

日本の賃貸は自動更新になることが多いのですが、国によっては自動更新にはならないこともあります。もし退出する場合は1か月前に言わないといけないことがほとんどですので、十分に気を付けるようにしてください。

2-3.必要になるもの

日本で賃貸物件を探すために、必要になるものをご紹介します。

・初期費用

日本は、敷金、礼金、管理費など入る時に大きな金額が必要になります。外国ではあまり見られないシステムなので、十分に準備をしておくことが大切となります。相場としては、家賃の4か月~6か月をみておくとよいでしょう。

・身分証明書などの書類

身分証明書はパスポートで問題ありません。また不動産によっては、所得証明書が必要になる場合もあります。また毎月の給料の3か月以上の家賃の場合は、ほとんどの場合で審査が下りないと考えるようにしてください。

身分証明書は、契約の時だけでなく部屋を探すときにも必要となるので忘れないようにしてください。大切な書類はコピーをとっておくといざという時便利となります。原本を毎回持ち歩く必要はありません。

生活習慣の違いを知る

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不動産会社や大家さんが、外国人に部屋を貸すとき最も心配することの一つが日本の文化を理解しようとする姿勢があるかどうかです。ゴミの出し方、大きな音を出さない、周りを気遣うなど国によっては、全く違う風習がある可能性があります。

周りの隣人たちは、風習を理解しない外国人と理解をしてしまうと、ちょっとしたことでもトラブルにつながりがちなのです。日本人は、極端に周りにあわせることを大切にします。

また外国では、夜遅くや早朝に洗濯機を回したり、掃除機をかけたりすることもあります。しかし日本のような静かな環境の国では、ちょっとした音で騒音問題となってしまいます。他にも部屋の中で靴を脱ぐ風習のない国も多くあるでしょう。

文化が違うと理解されればよいのですが、単にマナー違反を決めつけれしまわれることになっても仕方がありません。

特に日本にきたばっかりの外国人であれば、文化の違いに戸惑うこともあるでしょう。仕事場は外国人を受け入れる姿勢があることが多いので、普段の生活よりも過ごしやすいのではないでしょうか。しかし家ではそういうわけにはいきません。

外国人が賃貸物件を借りるためには、「日本の文化に慣れる努力をする」といった姿勢を見せることが大切です。

更新時のルール

更新は基本的に自動更新となり、退去する場合は1か月以上前に知らせる必要があります。外国ではわりと好きな時に更新でき、退去できることがあるので十分にこの点は注意しなければいけません。

外国人不可の物件がある理由

中には外国人不可の物件や、日本人の保証人が必要な物件があります。これは、不動産会社や大家さんの立場で考えると、言葉が通じない、日本の文化を知らない外国人たちがちゃんと隣人とうまくやっていけるのか、また支払いをしないで連絡がつかなくなってしまうのではないかなど不安になることが多いのです。

物件の探し方

それでは、物件はどのように探したら良いのでしょうか。まずは外国人不可の物件は外さないといけません。

5-1.英語対応可能の不動産

不動産によっては、英語対応をしている会社もあります。英語対応しているということは、外国人入居可ということであり、ある程度外国の文化にも理解を示してくれる不動産が多いのです。

例えばBest Estate jpとよばれる不動産探しのサイトでは、日本語、英語の他にオランダ語、ベトナム語、韓国語、中国語、ポルトガル語での対応をしていますエリアや部屋の広さ、家賃などをそれぞれの言語で調べることができるのです。

例えば以下の様に、部屋の紹介をされています。

(住所、最寄り駅、駐車場があるのか、喫煙可能か、大きさ、敷金礼金が必要ななどわかりやすくなっています。)

Address Kyoto Kyotoshi Ukyo-ku Sagadaikakuji Monzeninokashiracho
Transportation Sanin Main Line Sagaarashiyama walk 7 min
Architectural Date 2005/
Floor Rent / Maintenance Fee Deposit / Key Money / Guarantor Fee / Non-refundable deposit・Non-redeemable fee Room Type / Size Car-Parking  
1 47,000 Yen (3,500 Yen) – / 1 Month(s) / – / – 1K / 26.08 sqm

引用 BEST-ESTATE.JP

また上記の項目、敷金礼金が必要か、アパート、家などの種類、1階にある、家賃、最寄り駅など詳しい条件で検索をすることも可能となっています。詳しく記載されているので、あとからトラブルになることは少ないのです。

またこれらの大手のサイトは、東京都内などの都心だけでなく、全国に展開していることが多いため安心です。

5-2.インターネット

不動産会社をいくつも周る方法もあるのですが、まずはインターネットを使って外国人利用可能の物件を探すことが大切です。外国人専用の不動産や、大手不動産だと通常の物件の中でも外国人利用可能な物件を検索することができます。

ある程度条件を絞った部屋を見て回るとよいでしょう。また日本人の保証人が必要な物件も基本的には探す段階で外す必要があります。

日本の賃貸と海外の賃貸の違い

日本の賃貸は、電気やガスなど自分で手配をする必要があります。海外ですぐに生活できる状態で貸してくれるところが多く、furnishedといって家具まで揃っている物件も多くあります。あくまで文化の違いなのですが、このことがきっかけでトラブルに発展してしまうことも少なくありません。

また国にもよりますが、ごみの分別は日本は厳しいほうです。ごみの分別は隣人トラブルになりがちなことなので、外国人が賃貸物件を借りるのは、しっかりと知っておく必要があるのです。

オーナーに変わって日本の文化を教えるサービス

オーナーにとっても、外国人にはリスクを感じながらも、日本人であれば4月からなどある程度決まった時以外でも入居してくれるチャンスが多く、入って欲しいと思っている面もあるのです。また日本人であれば、様々な物件を見るのでしょうが、外国人にとってみたら、すぐにでも落ち着きたいと思っている人も少なくはありません。

つまり外国人入居者に対する不安さえ取り除けば、お互いにメリットがあるのです。

そこで外国人入居者に対して、日本の文化やマナーなどを教えるサービスが増えています。また入居者とオーナー、管理会社などの間に入り、中立的な立場で仲介をすることにより、お互いが安心をすることができる、外国人専門の賃貸保証事業があります。

外国人入居者は悪きがあってトラブルになってしまうのではなくて、文化の違いになれないままでいることが多いのです。外国人が年間を通して決まった時期だけでなく入居をしてくれると、オーナーや不動産会社にとってもありがたい、そういったお互いの思いをつなげるサービスなのです。

国土交通省のガイドライン

日本に居住する外国人は年々増えています。そこで国土交通省では、外国人の民間賃貸住宅入居円滑化ガイドラインを作っているのです。8か国語(日本語、英語、中国語、韓国語、スペイン語、ポルトガル語、ベトナム語、ネパール語)で以下のような書類が用意されているのです。

【入居申込書等見本】

[PDF版]:全体版1.2MB

[Word版] : 入居申込書、重要事項説明書

賃貸住宅標準契約書【家賃債務保証会社型・連帯保証型】

定期賃貸住宅標準契約書【家賃債務保証会社型・連帯保証人型】(事前説明書、終了通知書)

引用 国土交通省

また日本で物件を探している人達のために、「部屋探しのガイドブック」も提供しています。

このように、外国人を受け入れようとする動きはあるのです。

著者 ビザマネメディア編集部

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